さかのぼって、9月5日。
姉が久しぶりに休みで、軽井沢に来ていたので、タバサも一緒に以前から気になっていた煙事でランチをして、旧軽井沢に遊びに行った。
良くタバサの服を買っているお店があるのだが、この夏は買わないつもりだったので、(行くとつい買ってしまうから
)ずっと行っていなかった。
久しぶりに覗いてみると、「あ~久しぶり♪タバサちゃんに似合いそうな服があるの~」とお姉さん。
意思が弱いので買ってしまうのだが…。
色々話をしていたら、「実は里親募集中のイタグレを預かってるの~」とのこと。
良く聞けば去年の11月に軽井沢で保護したとのこと。
「え~それってIG JAPAN forumとかで見たあの子かな??」
まさしくあの子でした。
初めて会った時の写真。
「里親を募集してるから、知り合いの方にも宣伝してね。」って言われて撮った写真。
心の中ではすでに「うちに来る?」って言ってたけど、無責任な発言は出来ないので、
グッっとこらえた。
姉も同じ気持ちだったようだ。(笑)
それから一週間、私は自宅の方へ戻ったりもしていたが、頭の中はこの子で一杯。
若いイタグレでは無いし、たぶん悪質な繁殖屋(ブリーダーなんて言ってあげない)に捨てられたであろう、ケージに入れっぱなしで飼育され続けたようでトイレの躾は全く入っていない、虐待もあったのか?下手な触り方・近づき方をすると泣き叫んだりすることもある。
水かけフードしか食べていなかったのか?歯もボロボロだ。
きっと貰い手は少ないだろう…。
しかも、一度貰らい手が付いたのだが、こういう問題からか?出戻って来たとも言う。
何より、この子と時を同じく保護されたもう一匹のイタグレ(2日違い)はせっかく里親さんが決まっていたのに、センターの保護期間内に凍死してしまっている。
(職員の方も気を使って、暖房器具を入れてくれていたのに、すでに体が弱っていたのかもしれない)
そんな経緯を(知っている方も多いと思うけど)知っていたので、軽井沢という馴染みの土地での出来事ということも相まって、とても気になっていたのだ。
軽井沢の11月は夜に氷点下になることもあり、とても寒い。そして人も少ない。
そんな場所にイタグレを捨てるって、死ねってこと?とひどく憤慨した事を覚えている。
都会の11月とは環境が違うのだ。
ダイナの調子もあまり良いとは言えない状態だったので、何も出来ないで見守るばかりだった。
私はボランティア精神にあふれた人間ではけして無いけど…。
まさしくすごいタイミングで、出会ってしまったのだ。
ダイナがまだ生きていたら、引き取ろうなんて思わなかった。
イタグレをもう一匹飼おうかな?なんて考えてはいなかった。
ダイナがいなくなって、ポッカリ開いた空間と、世話に掛ける「手」が余っていたのだ。
多少手こずることは承知の上で、一緒に暮らして行こうと思った。
後日、両親も見に行って、そう感じたのだと思う。
12日の日曜から、まずはトライアルという形で預かることになった。
問題はタバサ。(笑)
ご存じのように、家の者にしか慣れない内弁慶だ。
でも逆に、家のモノになってしまえば、慣れるとも言える。(時間はかかるかもしれないけど)
一緒に迎えに行って、一緒に帰って来たので、「なんで君も来るの?」って顔してたけど、いつもみたいにギャンギャンは吠えなかった。
まずは庭でトイレをしてもらう。
猫も平気。追いかけたりもしない。
ノン兄も全然平気。(笑)
初日から並んで歩いてますが…、仲が良い訳ではなく、タバサは監視の為にくっついて歩いてます。
二日目、まだちょっと落ち着かない感じ。
寒そうなので、タバサの服を着せちゃいました。(笑)
タバサは自分の部屋だと思い込んでる私の部屋の、自分のベットだと思い込んでる私のベットの上から、「奴」を監視。
この部屋には絶対入れない!!と頑張っております。
入ろううかな~とトコトコやって来ると、仁王立ちで威嚇。
そして3日目。
昼間、庭でちょこっとだけ追いかけっこをしたり、お互いクンクンしたり…。
夜、気温がグッと下がって寒くなってしまったので、ストーブを点けた。
いつもは私のベットで寝ているタバサも暖かさに誘われてやって来たので、
クッションを置いてあげたら寝てしまった。
最初はこの位置この距離感で寝ていた二人だが…。
ガリガリんちょ君なのでよほど寒かったのか、
そ~っとタバサの寝ているクッションに乗って来た。
「わわ、タバサ怒るよ~、とうとう喧嘩なのか??」と、凍りつく私達。
ありゃりゃ寝ちゃった。(笑) あきらめた?
暖かくて眠かったのかもしれないけど、結局は30分くらいの出来ごとだったけど、
タバサがこの子を受け入れた一瞬だったような気もして、とても嬉しい時間でした。
お散歩も大好き♪
まだ仲良しじゃないけど、一緒にクンクン。(笑)
まだ仲良しじゃないけど、並んで歩るけるよ。(笑)
(タバサは顔を背けておりますが)
こんな感じで日々着々と距離感は縮まっているようです。
最初は家全部を守ろうと頑張ってたタバサも、庭をあきらめ、居間もあきらめ…。
せめて私の部屋だけでも!と踏ん張りましたが、それもちょっとあきらめ気味で。(笑)
現在はベットの上のみを死守する構えのようです。
まだ時間はかかるでしょうが、いつか仲良しになれるのでは??という片鱗も垣間見えています。
と、いうことで…、
晴れてうちの子になりました!!
で、名前なんですが…
色々悩んだの。我が家の犬達はいつも3文字の名前でして…。
しかし、ピンとくるものが思いつかない。
何故かというと、預かりボランティアさん宅で半年以上呼ばれていた、仮の名前を持っているから。
それが、意外とピッタリな気もするので…。
もうその名前を本人も認識して、呼ぶと来るしね。(笑)
ジジと申します。
たぶん、顔の白髪のせいで、ジジって呼ばれたんじゃないかと思うのですが…。
保護された時、ガリガリのボロボロだったし、顔は白髪だし…って事で、老犬だと思われていたらしい。
でも、イタ飼いの人が見ればわかると思うけど、3歳くらいでも白髪は生えてたりするし…。
まあ、ホントの年齢は知る由もないのだけれど、私の予想では5~6歳なんじゃないかな??って感じ。
名前の由来はきっとそうなんだろうけど、魔女の宅急便の黒猫ちゃんもジジだし。(笑)
ヨーロッパの女性の名前なんですよね、ジジって。

僕、男だけどジジです。よろしくね! (ジジイじゃないからね!!)
さっき姉と
飲みながら、「でもさ、うちは3文字ってことになってるからさァ~」
「本名は秀治(ひでじ)ってことにする?」
って、おいおい!! やっぱりジジイじゃん!!(爆)
「ジジ」ですからね!
今後ともよろしくお願いします!!
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