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2011年7月

2011年7月23日 (土)

ダイナの思ひ出…

早いもので、26日でダイナが亡くなってから一年が経ってしまう。

その後の展開が激しかった一年だったので(笑)、ホントにあっという間だった。




骨肉腫に侵されなければ、彼女はまだ細く長く元気に命をつないでいたのだろうか…。

考えても仕方ないことだけど、やっぱり時々思ってしまう。



ダイナは6カ月で家に来た。

ショータイプのアフガンしか繁殖してないブリーダーさんなので、子犬を譲ってくれることはほとんど無く、ショー用としてどうかを見極めるまで手元に置いておくような方だった。

ショー用としての見込みが無くなったダイナは、「ショーに出す気はないけど、お宅の犬を譲って欲しい」とお願いしていた我が家の元へ。(笑)

毛量は少ないけど、キレイな子だった。




初日から最期まで、ずっと良い子だったような気がする。(笑・親バカ?)


生後6か月も親や兄弟、その他ワラワラいるアフガン達と、砂利敷き運動場もあるブリーダーさん家で暮らしていたので、社会化はばっちり出来ていた。
しかもショー用としての有る程度の躾など、キチンと手を掛けてもらっていた。

生後40日そこそこで親元を離れているタバサとの差はハッキリしている。
(やはり社会化は大事なことなんだなあ~と思う)


日本人は「赤ちゃんから育てたい」と強く思うのが一般的のようだけど、確かにパピーは可愛いけど(タバサも超可愛かった!)、あまり我が家はこだわっていない。

ダイナもその前に家に来たシェルティのレディもブリーダーさん家から6カ月くらいで譲り受けている。
その後の愛情に何の違いも無い。


今、家にいるジジとシンディも。



ダイナは家に来た日から、吠える・引っ張るなどの問題も無く、人間の歩く早さに合わせて歩けるような子だった。


8歳くらいまでは月に一度、精神病院?へ訪問活動もしていて、セラピードックみたいな事もしていた。
患者さん(特に痴ほう症の御老人が多かった)はとても楽しみにして下さっていたようで、その日だけは意識がしっかりとしてしまう人や、家族に運動靴を用意してもらい、密かにダイナと走ろうと企てた方がいたり…。


皆さんにオヤツを貰えるので、ダイナも楽しかったようで、後半は私達家族の付き添いも無しに、病院からのお迎えの車に乗って、一人で東京の病院まで出勤(?)していた。(笑)


訪問活動を引退してからも、散歩中に車いすの方に出会うと、自分から寄って行って、ずいぶん喜んでいただいた。
ダイナはきっと、「車いすに乗ってる人はオヤツをくれる人…」と思っていたに違いないのだが…。(笑)




イタズラはした。(笑)
特に革製品と毛皮には目が無かった。

革製品は高価なモノがお好きなようで、安物は咬まないけど、ブランドものとかヌメ革のバックとかは咬んでしまう…。

幸いブランド好きがいないので、あまり高価なものは誰も持ち合わせていなかったけど…。(笑)

父はロエベのビジネスバックをカジカジされて、歯型が付いたまましばらく使ってたようですが…。


コートの襟やそで口のファーもフェイクだったら大丈夫だけど、本物だとやられてしまうので、取り外し可能のモノしか着れなかったな…。



心臓が丈夫だったら、コーシングは得意だったかも…なんて思ったりもする。(笑)





こんな風にきっとずっと思い出は残ってる。
それは全部楽しい思い出で。



後悔が殆んど無いからかな…。
辛そうな姿を見なくて済んだからかな。



唯一ごめんねって思っているのは、骨肉腫の発見が遅れてしまったこと。

結果は同じだったと思うけど、もうちょっと早くから痛み止めを飲ませてあげられたら、
もっと楽に過ごせる時間が長かったのにね。

春頃は痛かったんだろうな…。




犬って、人間が想像する以上に我慢強いので、病気に気付くのが遅れたり、気付いた時にはかなり進行してるってことが良くあります。


レディ(シェルティ)も副腎腫瘍だったのですが、内科的治療を続けながらも元気に生活をしていたのにある日突然ぐったりとなり、すぐに病院に運び、手術(それも成功の確率は低い手術だった)…しかしその甲斐無く、お腹を開いたら既に副腎は破裂状態で為す術なし。
結局そのまま亡くなってしまったのですが…。



ちょっと変って思ったら、様子見…という選択もあるけど、やっぱり病院に連れて行って欲しい。
何でも無かったとしても、それを無駄足・無駄金と思わないで欲しい。


後悔するくらいなら…。




湿っぽくなってしまいました。





もう少しバカ飼い主にお付き合い下さい!
ダイナの写真!! 「これでもか!!」編

勝手に頂いちゃったのも入ってます。(笑)

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「ダイナ姉~♪ 好き好き~」 byタバサ

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「ダイナ姉~!! 嫌いでちゅ!!」  byタバサ 渾身の仁王立ち…(笑)

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お子様サービス中…その1。(知らない子) 三つ編み出来るかな?

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お子様サービス中…その2。 パヒパピ虎太郎。

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撮影会の待ち時間…まったり。

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アンニュイ…  

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millさんの撮影会♪

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さすがにしつこいので、今回は3枚で我慢!!(笑)





これ↓ 以前流行ったね。

久々にやったら、またハマりそうになった。(笑)

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ヴォーグ誌のダイナ。

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ウォーホールのダイナ

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壁画!!

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描かれちゃってます…

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個展も開いてみたりして…。






バカ飼い主にお付き合い頂き、ありがとう!!



ダイナもあっちで笑ってるかな…。


今の我が家は、きっとダイナが、淋しがってた私達に引き合わせてくれた(と思ってる)
ジジとシンディと…相変わらずのタバサとノン兄とウル。

ダイナがいた時以上のドタバタの毎日を繰り広げているよ。

ダイナの話もしょっちゅう出て来るよ。
毎日笑ってるよ。

大好きだったレディ姉に出会えたかな。
うるさい!って怒られてないかな。

タバサのことを「うるさいチビ!」って思ってたかもしれないけど、
レディはダイナのことを「うるさいデカ妹!」って言ってたと思うよ。(爆)

まだ先になるけど待っててね。



一年は早いね…。  だいすき そして ありがと

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2011年7月12日 (火)

不思議な国のシンディちゃん♪

始まりは6月初め。

姉の大学の血液検査の実習の授業で、血液を提供して欲しいと言われ…。

そのかわり、「普通の動物病院での血液検査よりも更に詳しくデータが出るよ。」

と、うまく誘われ…(笑)


「う~ん、確かに動物病院でお願いすると、1匹10000~15000円はかかるな…。
お得なのかな…」

と、すっかりハメられ、3匹連れて大学へ。

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大学生な私達…的な写真を撮ろうと思ったら、おのぼりさん的な写真になってました。(笑)



血液検査の結果は、タバサが微妙に肝臓の数値が高めになってて、ジジはフィラリアの事以外は超健康な良い数値で…。


シンディは心臓がヤバいかも…がわかった。


前にも病院で心雑音があると言われて、私も聴診器で確認させてもらい、確かにちょっと変なのは分かっていたのですが、思いっきり調子っぱずれだったダイナの心音に比べたら、それ程でもないし…。(そもそもダイナと比べちゃダメよね。(笑))



シンディの心臓の状態がどれくらいのモノなのか?

治療の必要があるのか?薬が必要なのか??手術が必要なのか???



普通の病院ではきっと埒が明かないだろうと、一発でハッキリしたほうがスッキリするので、循環器科に定評のある、大学病院を紹介してもらい、予約を取って行って来た。

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待合室にたくさんワンコがいたのに、緊張気味でガウ子にならなかった(笑)
良い子なシンディ。

でも地べたではなく、ちゃっかりイスに腰掛けています。


2時間以上かけて、細かく検査してもらった。

レントゲン、心電図、エコー、尿検査……いろいろと。


結果は心雑音はあるものの、サイトハウンドに見られがちな範囲で、動脈の狭窄も多少見られるけど、今すぐ治療が必要な程の状態では無いでしょうとの事で、一安心。


心電図も見せてもらったけど、時々(結構規則正しい間隔で)波形が跳ねた感じになってるけど、ダイナのめちゃくちゃな波形の心電図を見てる私にしてみれば、「シンちゃん、キレイな模様じゃん!」って思ってしまった。(笑)

そうですよね、ダイナと比べちゃダメよね。(爆)

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何故かゴミ箱…

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イラストが獣医大学っぽくて可愛かったので、つい。(笑)





そんな感じで、心臓の事も今の所無罪放免になったシンディさん。

この先、定期検査はした方が良いかもね。





で、何が不思議な国の…なのかというと……



保護された去年の8月に避妊手術を終えているシンディが……







ヒートが始まってしまいました…


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「何で??」

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「何で???」

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「何でなんだ……」

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「ねえねえ、何でよぅ? こっそり教えて~」







最近、良くお尻をなめていたので、ウンチがついちゃってるのかな~?
なんてのん気に思ってたんだけど、あまりにもしょっちゅうなので、「ちゃんと見せて~」と覗いたら……


「!!! ヒート来てるんじゃ???」



手術してなかったんだっけ?とお腹の傷を探したら…「あれ~?無いよ??」

手術してないんだよ~と話が収まりそうになっていたら、姉が帰って来たので、取りあえず触診を…。

「手術痕はあるよ」



「え~!!! 何で何で??」


考えられる事は、手術の時に卵巣を取り損ねてる???ってパターン。




まあ、見るからにヒートなのですが、違う理由で血液が出てたら怖いので、分泌液を検査すれば発情によるものなのか?違うのか?がはっきりするとのことで、病院へ…。



結果は発情(ヒート)でした…。



「あはは、あはは」と笑うしかない。



「シンちゃん面白過ぎ!!」




レントゲンやエコーなどでも、子宮や卵巣が残っているのかは分からないらしく、CTスキャンをかけないと、確実な事は分からないようで…。


憶測でしかないのだけど、手術の痕跡がある以上、子宮は無いのだろう。
そして、卵巣を全部取りきれてなかったのだろう…とのこと。

卵巣はちょっとでも残っていたり、手術中にカケラを体の中に落としたりすると、
癒着して成長しちゃうのだそうです。


恐るべし卵巣の能力!!


ってなわけで、子宮は無いから妊娠はしないけど、ヒートは来ちゃうシンディです。


今更、再手術も必要ないようなので、卵巣がんのリスクは無しではないけど、
まあいいかってことで。(笑)


嘘ヒートなので、じじお君は反応せず。

簡単にはダマされない男なようです。(爆)





またまたボランティアさん達に衝撃を与えてしまいましたが…。
我が家はヘラヘラ笑っておりますし、シンディの健康上の問題は無いようなので、ご安心を。


このシンディの手術をした某病院。
じじお君のフィラリア濃厚感染も見過ごした病院なのだが…。

保護犬を格安で診療してくれるありがたい病院でもあり、地元でも評判の良いとこなんだって。

今までもこんなお粗末なことは全く無くて…。

よりによって、じじおとシンディだけ。(笑)



しかし…手術の傷跡はきれいさっぱり消えている…。
手術はヘタだけど縫うのは上手ってことだな。
(一応フォローってことで…)




不思議の国のシンディちゃん。


「あははは」 笑ってられる家に来て良かったのかも。

私も姉が獣医って環境じゃ無ければ、「何で~!!!」って慌てふためいてたと思う。




笑わせてくれるぜ!
平穏では終わらせてくれない去年からの我が家。


日々の生活、面白過ぎて、飽きる暇がありませぬ♪










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