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2011年8月24日 (水)

アフガン、A 子(仮)

アフガン、A<br />
 子(仮)
アフガン、A<br />
 子(仮)
アフガン、A<br />
 子(仮)
ブログにはまだ書けないことだらけですが、いつか誰にも迷惑が掛からない状態になったら、色々と思うことも書いてみたい。


と、意味深な結論から始まってしまいましたが…。

色んな経緯がありまして、長野の毛玉刈り終了後、女の子を8月中軽井沢の家で、お預かりすることになりました。

ダイナとシンディを足したような風貌のかわいい顔の女の子です。




でも、生まれてから一度も散歩はもちろんのこと犬舎から出た事すらもないようで、犬舎から出した途端、怖過ぎて腰を抜かして歩けない程です。

人間のこともまったく信用していません。


言うなれば、生まれた犬舎の「約2坪弱の世界しか知らない野生動物」
なのです。



8月中しかお預かり出来ない、中途半端な期間で申し訳ないのだけど、何とか少しでも人間に慣れてくれれば、この子にも楽しい未来が切り開かれると思うので、野生動物の餌付けのような日々を過ごしています。



初日は、毛刈り終了が夕方までかかってしまったので、家に着くと薄暗くなった時刻。

ずっとおとなしくしていたのですが、突然知らないところに連れて来られてしまった不安感が極致まで高まって、パニック状態になってしまい、逃走しようと暴れ…、中々押さえることが出来ず、暴れる間にチョーカーが外れてしまい、このままだと本当に脱走されてしまう!

シンディの二の舞だ!
しかもシンディは保護されてから1ヶ月近くは入院治療などで人間の手が加わっていたから、戻って来れたけど、この子はまだ人間何か信用してないし、こんなパニック状態で逃走したら、二度と人目に触れる場所には現れないだろうし、野犬になるか餓死するかのどちらかだ…。逃がしちゃいけない!



と…、必死の格闘の末、取り押さえたのは良いけれど、私は両手を大小合わせて7ヶ所咬まれてしまった…。

取りあえずその日は、家にあったケージに押し込んで、終了…。



私が病院送り…。(笑)



破傷風ワクチンまで打たれ、ちょっとビックリした。

両手ともパンパンに腫れてしまい、箸も握れなくなってしまった。




翌日はまだ手が使えず、お世話をしてあげられる状態ではなかったので、可哀想だけどケージから出してあげられなかった。

この状態では家の中に入れてあげられないことがわかったので、テラスバルコニーに居場所を作れるように配置を整えたり、チョーカーでは外れてしまう事が分かったので、胴輪を用意。それと係留用のワイヤーリードなども準備した。



そして、私を咬んだので、仮の名前が「少女AのA子ちゃん」に…。古っ!(笑)




次の日、ケージから出し、居場所に移動させる為にまたしても格闘。
胴輪をおとなしく付けてくれる訳もなく…。

A子ちゃんにしてみれば、何をされるかも判らず、必死なのだから仕方ない。

そしてこちらも、更に咬まれる訳にもいかないので、必死なのです。



何とか胴輪を装着して係留リードにつないだけど、サイトハウンドの胸の厚み(深さ)が邪魔をして、暴れたら外れそう…。


という事で、首輪と胴輪と両方でつなぐことになりました。




A子ちゃんは、初めての事だらけ。
しかも全部嫌な事だらけ。

意気消沈とストレス。



ケージの中では布で目隠ししたらご飯を食べていたのに、この日は夜中、真っ暗になり、皆が寝静まるまで一切の食事を拒否し、ストレスからか?血の混じった水便、血尿をしてしまいました。




野生動物が人に飼われるとストレスで死んでしまう…と言うことを思い出し、とても不安で、またA子ちゃんが不憫でなりませんでした。




つづく

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コメント

少女A子ちゃん。
ホント、お顔がダイナさま&シンちゃんに負けてない可愛さ!!
初めての大きい世界にとまどっちゃうよね!
ゆみ姐もたいへんだったね。
その後、大丈夫??
野生の動物って。。。
信じられない現実!あるんだね(汗)
少しでも人間の存在をわかってくれればいいけど。。。
これからの時間と人間の努力でA子ちゃんが幸せになれることを祈るばかりです。

投稿: M☆Cママ | 2011年8月27日 (土) 23時07分

M☆Cママさま

コメント遅くてゴメンね。
そうそう、Aちゃん、超美人さんなんだよ。
ダイナよりちょっと大きい感じで、足も首も長くてスタイル抜群!!

絶対に素敵なアフガンになれるはず!


最初の頃の野生のAちゃんも後半の葛藤中のAちゃんも、痛々しくて辛かったけど、最後は光が見えたし、時間かかっても家庭犬になれる!って、今は確信しています。

投稿: ゆみ姐 | 2011年9月 2日 (金) 12時04分

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